北八ッ日記 その54(2006年11月下旬)・・・初冬

 11月下旬、紅葉も終り、山は冬支度を始めた。天祥寺原から北八ッの池めぐりに出かける。茶色く立ち枯れた草原から見上げる蓼科山の頂上は白く輝いている。


天祥寺原からみる蓼科山

 北横岳の森の中の亀甲池では、池の水が凍り、白い姿を見せている。


亀甲池

 豊かな水を蓄える双子池では、表面が薄く凍り、湖面に小さな神渡りが出来ている。


凍り始めた双子池

 蓼科山に登ってみると、頂上の溶岩台地では新雪が薄く積り、遠くに北アルプスが白い屏風の様に連なっている。


蓼科山頂上の溶岩台地

 蓼科山から八ヶ岳の南部を眺めると、白く雪化粧した峰が高さを競い合っている。麓の蓼科高原は深い霧の海に覆われている。


霧の海の蓼科高原と八ヶ岳南部の山々