北八ッ日記 その65(2007年2月下旬)・・春の気配の八ヶ岳

 麓では雪が溶けて地肌が出たままで2月も終わろうとしている。八ヶ岳にやってきた仲間とピラタスロープウエイの山頂駅から五辻に向って白い雪原を歩く。森の上には、南アルプスの北岳と甲斐駒ヶ岳が聳えている。


雪原の上には北岳(左)と甲斐駒ヶ岳(右)が見える

 麦草峠の手前の草原は紺碧の空の下、白い雪原となっている。


麦草峠をめざして

 風もなく、太陽が頭の上から照りつけ、春のような陽気である。黒い森の上には天狗岳が頂上を見せている。


黒い森の背後に白い天狗岳が少し覗いている

 麦草峠から森の中を雨池に歩く。雨池はまだ雪に閉ざされているが、周りのダケカンバの木々の梢が赤くなってきていて芽吹きの予感がする。


雨池

 そうはいっても、遠くに見える日本アルプスの高山はまだ雪に閉ざされていて冬の装いである。

 
中央アルプスの山並み