3月10日、山仲間と一緒に北横岳に向かう。雪が少なくなり、坪庭はハイ松や溶岩が雪の間から顔を出し、雪道ももぐらなくなった。南を遠望すると、なだらかな白い硫黄岳に続き、赤岳・阿弥陀岳の鋭い峰が見える。
北横岳より南八ヶ岳の峰
北横岳で雪の上にシートを引いて、カップラーメンを作る。木々の枝の雪も少なくなり、暖かい日差しを浴びて憩いの一時を過ごす。
頂上の憩い
帰りに七つ池に寄る。2月初めの深い雪に覆われていた時期(北八ッ日記その63)に比べると、周りの木々のぶ厚い雪も落ちてしまい、湖面はスケートリンクのようにツルツルになり、季節が進んだのが分かる。
氷結した七ツ池
しかし、山の気候はそう甘くはない。10日の夜からは一転してしんしんと雪が降り始める。翌朝、二十センチメートル位の積雪で我が家の周りはすっかり冬の森に逆戻りした。
一転して雪の森へ(いずみ平)
都会へ帰り道、雪もやんで青空が広がり、麓から見上げる八ヶ岳連峰は久しぶりの雪で真っ白くなっている。
茅野郊外から八ヶ岳連峰を見る