北八ッ日記 その69(2007年4月14日)・・早春の高原と池

 山麓ではすっかり春めいてきた。北八ッの高原や湖の様子が気になって、一人、スキーを担いで天祥寺原に出かける。カラマツ林の地面はまだ固い雪に覆われているが、少し、笹が顔を出している。


雪に覆われた夏道(天祥寺原にて)

 北横岳に抱かれた亀甲池に出かけてみると、湖畔のダケカンバは厳しい冬を乗り切り、再び、新芽を出そうとしている。


湖畔のダケカンバ(亀甲池にて)

 亀甲池から峠を越えて、開けた双子池に出る。周辺の森、青い空と白い池のコントラストが美しい。誰もいない湖畔にスキーを滑らせる。


(双子池)

 森を抜けて、ホウロク平の草原に出ると、昨日積もった雪が登山道を覆っている。この新雪のおかげで、この下りからスキーが使える。疲れた体でもスキーに切り替えると俄然元気が出る。

 
新雪のホウロク平

 大河原峠に滑り降りてくる。夏の混雑も嘘の様に、人影もない静かな雪景色である。


大河原峠