3月中旬、一気に気温が上がり、暖かくなった。シールを張ったスキーを履いて一人で蓼科山の南麓の天祥寺原に出かける。雪が深いこの時期に珍しく、しっかりした踏み跡がある。
早春の雪原
蓼科山へ登る分岐点に着く。雪は深く、夏の標識は根元まで埋っている。
蓼科山への標識
針葉樹の森をスキーで歩き、亀甲池に出る。いつも気になる湖畔の傾いたダケカンバの老木は、何とか冬を乗り切ったようだ。
亀甲池のダケカンバの老木
双子池の横を通り、ホーロク平に登る。ここは、吹きさらしで西風が強い。快晴の空の下、頂上に白い帽子をかぶった蓼科山が悠然と聳えている。ここから重たい湿雪にシュプールを描いて天祥寺原へ下る。
ホウロク平から蓼科山