北八ッ日記 その116(2008年5月17日)・・雨乞岳

 赤石山脈が甲斐駒ケ岳から北東に急激に高度を下げ、釜無川に尽きる手前にこの山はある。山麓を流れる尾白川は甲斐駒ケ岳の花崗岩が砕けた白い砂が美しい。ここは白州と呼ばれ、サントリーの白州醸造所がある。「南アルプスの天然水」はここの産である。ヒュッテにやってきた兄と山仲間と一緒にこの山を登りに出かける。山麓の森はブナなどの広葉樹で黄緑色の新芽が美しい。


広葉樹の森

 3時間近くかけて、頂上に登りつくと、少し霞んだ空の下、豊かな残雪を残した甲斐駒ケ岳の雄姿が目の前に広がる。


甲斐駒ケ岳

 帰り道、背の高いカラマツ林の向こうにうっすらと八ヶ岳が望まれる。


カラマツ林の道