北八ッ日記 その128(2008年8月)・・・北八ヶ岳の森と湖

 古い標識に導かれて麦草峠から北八ッの針葉樹の森を歩く。ここは標高2100メートルの高地、森の中はひんやりとした冷気が支配している。


雨池への道

 雨池の湖畔で、紅茶を飲みながら、誰もいない静かな湖を独り占めする。アカトンボがたくさん飛び回り、山はもう秋の気配が漂っている。


雨池

 北八ッの森では至る所、長い年月をかけて成長した苔が岩や倒木を覆っている。苔の間からはコメツガの新しい芽が出て、森が進化している。


苔の森

 双子池にやってくると、太陽の光が反射して湖面が輝いている。


双子池

 森を抜けてホウロク平の草原に出る。青い夏空が頭上に広がっている。爽やかな風が諏訪から佐久へと吹き抜ける。


ホウロク平