No.166 秋風吹く麦草峠(2011年9月13日)

 我が家の近くでは、道路脇に松本や諏訪ナンバーの軽トラックがあちこちに停まり、道路横の森でキノコを探している人が多い。竹の籠(ビク)を持ったオジサンに話し掛けて見る。
     「ジゴボウの取れ具合はどうだか?」
     「今年は雨が多くてダメずら。」
と言いながらも、ビクの中には地元で人気のジゴボウの収穫が結構あるようだ。山道には、色鮮やかなベニテングダケがたくさん出ている。これは毒キノコである。パソコンのペイントでこれを写生して見た。

 麦草峠に出かけて見ると、涼しい風が吹き、空には飛行機雲が見える。茶水池の水も少なくなり、濁ってきている。

 峠から茶臼山へ歩く。北の山の斜面には横に白く縞枯模様が望まれる。

 華やかな夏の高山の花は殆どなくなり、アキノキリンソウがあちこちで咲いている。