快晴の週末、我が家にやって来た若い人たちと、天狗岳に出かける。八ヶ岳山麓の唐沢鉱泉から登り始める。1時間半程登っていくと、黄色く稲が稔った田んぼの奥に、諏訪湖が薄青く見える。その背後の北アルプスが茶色い山肌を見せている。
雲一つない穏やかな青空の下、東天狗岳が聳えている。頂上には多くの人が休んでいる。
スリバチ池の湖面が太陽の光を浴びてキラキラと輝いている。下って来た天狗岳の双耳峰は遠くなった。
行く手には、北八ヶ岳らしい黒い森が広がり、山肌には縞模様に枯れた木々が見える。