No.267 残雪の八ヶ岳(2013年4月28日)

 連休に入って最初の日曜日、南沢を歩いて赤岳へ向かう。御小屋山山腹の岳樺は梢が赤くなり、芽吹きの季節がもうすぐであることを告げている。

 谷を歩いて行くと、黒い森の上に横岳の岩峰群が姿を現す。

 行者小屋までやって来ると、赤岳が全容を現す。山肌はまだ豊かな残雪におおわれて、これから登る右斜めに落ちる尾根は厳しい表情である。

 赤岳を登り終えて、横岳へ縦走してくると、下ってきた鋭い雪の稜線がなつかしく望まれる。右奥には薄く南アルプスの甲斐駒ケ岳が望まれる。