No.270 八千穂高原(2013年5月23日)

 爽やかな春風が吹く朝、まだ雪が残る標高2100メートルの麦草峠から八千穂へ向かう。峠を越えると、国道299号沿いの真っ直ぐな道路沿いに新緑の白樺林が広がる。ここは、八ヶ岳の東側の佐久。あたりは我が家のある諏訪側の針葉樹の森と異なり、森は明るい白樺や落葉松でおおわれている。

 八千穂レイクの周りは、爽やかな風が吹き抜ける。

 湖畔には、芽を吹いたばかりの黄緑色の白樺の森が続いている。

 湖畔から見上げるなだらかな北八ヶ岳には、白い雲が浮かび、静かな時間が通り過ぎていく。