10月3日朝、バンフの町に出ると、空気は冷たく、通りの背後にランドル山が灰色の岸壁を見せている。バンフの通りは、ビーバだのカルブーだの動物の名前が付いていてほほえましい。Rayさんと裏山のトンネル山に散歩に出かける。
ランドル山が見下ろすバンフの町
この山はカナダ横断鉄道の建設時、トンネルを掘る計画があったが計画変更になり、トンネルが名前になったそうである。山道を登ると、散歩から帰ってくるとすれ違う。どの人とも笑顔で、「Good Morning!」や「Hi!」と挨拶をかわす。頂上からはボウ川に沿った碁盤目状の通りと黄葉の草原の中の湖が見下ろせる。
トンネル山から町を見下ろす
昼から車で隣町のキャンモアの郊外のグラッシ池に出かける。森の小道を歩くと、リスが樅の木の上で忙しく餌集めをしている。近づくとギギと威嚇音を出す。滝の横を登ると、両側に石灰岩の岩山がそびえ、神秘的な緑色をしている池に着く。
ハリン峰とグラッシ池
池の周りを一巡りする。見る方向により、微妙に水の色が変化する。
神秘的な緑色のグラッシ池
翌日、快晴の天気となった。Rayさんとアサバスカ山の氷河を登りでかける。トランスカナダハイウエイからアイスフィールド高速道路に入り、北にジャスパーに向かう。途中、道路の横の湖からは、美しい岩山が望まれ、湖には対称形に山が映っている。
ロッキーの山々を望む