北八ッ日記その2 高見石〜ニュー〜黒百合平

 年末になってようやく雪が降り続き、ようやくいずみ平も雪に覆われた。12月30日、一人で渋ノ湯から北八ッの森を歩く。まだ、誰も歩いていない森を高見石へ向かう。「賽の河原」に着くと、雪に覆われたお地蔵さんが一人寂しそうである。

賽の河原のお地蔵さん

次第に森の雪は深くなり、神秘的な景色が広がる。

雪に覆われた針葉樹の森

高見石を通り、白駒池に着く。池は凍りつき、一面の白い世界が広がる。

凍結した白駒池

「ニュー」の頂上に立つと、雪混じりの北風がほおに吹き付ける。

ニューの頂上にて寒さに震える

 黒百合平まで来ると少しは風も穏やかになる。お昼過ぎというのに、気温はマイナス12度である。

黒百合ヒュッテの温度計は‐12°を指している