北八ッ日記その1(2004年12月19日)

 いずみ平の朝は、寒い。朝起きて薪ストーブに火を着ける。暖冬の今年、いずみ平にはまだ積雪はない。朝一番のバスに乗って、山に出かける。終点の渋ノ湯で下車し、黒百合平へ向かう山道に入ると、10センチ位の積雪である。

黒百合平へ向かう森の雪道

 黒百合平の湿原は、少し、立ち枯れた茶色い草が見える。

黒百合平の湿原はまだ下草が覗いている。

 快晴の空の下、天狗岳に向かって登って行くと、西から冷たい季節風が吹きつける。頂上に着くと、南八ヶ岳の主峰が鮮やかに望まれる。

東天狗岳頂上から阿弥陀岳・赤岳等の南八ヶ岳主峰と遠く南アルプスを望む

 稜線から外れて、静かな西天狗岳に登る。まだ、地肌がでているが、まもなく、ここも凍りついた雪に覆われることだろう。

西天狗岳の頂上からは、左に赤岳、右に阿弥陀岳がくっきりと望まれる