北八ッ日記その5(2005年3月6日)

 三月に入り、蓼科も少し、気温が上がってきた。そうは言っても、朝の気温はマイナス5度前後を示している。積雪も少しずつ少なくなってきている。朝、森の背後には、真っ白な中央アルプス連峰が見える。

ヒュッテの朝−森の背後の白い峰は中央アルプス

 高見石へ向かうと、「賽の河原」の入り口のお地蔵さんは、首まで雪に埋っていて苦しそうである。

賽の河原のお地蔵さん(北八ッ日記その2の最初の写真と同じ所)

 賽の河原は、茫漠として、この命名の由来が想像できる。

賽の河原も雪に埋り、わずかに岩が姿を見せている

一日、北八ッを歩き回り、ヒュッテへ帰る時、北に聳える蓼科山が夕日に薄赤く染まる。

 

八ヶ岳最北の蓼科山が夕日に映える

ヒュッテの森の背後にオレンジ色の夕日が沈む。

森の背後に夕日が沈む