八ヶ岳の北端に聳える蓼科山は、どこから見ても円錐形をした美しい山である。快晴の日曜日、一人でこの山に出かける。
蓼科山を仰ぐ
朝八時半、女神茶屋の登山口から雪原を歩き始める。快晴の空の下、登るに従い、風が強くなる。
蓼科山山頂にて
何時の間にか登っている人を追い抜いて、一人で膝位の雪をラッセルする。二時間半で冷たい西風が吹き抜ける頂上に立つ。
帰り道、反対側の八子ヶ峰の雪尾根にヒュッテ「アルビレオ」がぽつんと見える。